映画「水は海に向かって流れる」を観ました。
本作は、広瀬すずさん演じる26歳のOLと、彼女が住んでいるシェアハウスに居候することになった高校生の直達の恋物語です。
「恋愛はしない」と宣言する榊(広瀬すず)に淡い想いを抱き始める直達だったが、直達と彼女との間には、過去に思いもよらね因縁がありました。
今回は本作に興味がある人向けに、映画「水は海に向かって流れる」のあらすじや観た感想を書いていきたいと思います。
映画「水は海に向かって流れる」の概要と主なキャスト
映画「水は海に向かって流れる」は、2023/6/9に公開された作品で、上映時間は123分。ジャンルは恋愛ものとなっています。
主なキャストとして
- 榊千沙(広瀬すず)…いつも不機嫌で日々を淡々と生きる26歳のOL。気まぐれに美味しいごはんを振る舞う。
- 熊沢直達(大西利空)…シェアハウスに引っ越してきた高校生。茂道の甥。恋に鈍感な高校生。
- 歌川重道(高良健吾)…直達の叔父で脱サラした漫画家。
- 泉谷颯(戸塚純)…楓の兄で女装の占い師。
- 成瀬賢三(生瀬勝久)…世界中を旅する大学教授。
上記がシェアハウスの住人です。
他のキャストとして
- 泉谷楓(當真あみ)…颯の妹で直達の同級生。陸上部。直達に想いを寄せる。
- 榊謹悟(勝村政信)…榊の父。
- 熊沢達夫(北村有起哉)…直達の父。
- 高島紗苗(坂井真紀)…榊の母。
- ミスタームーンライト(愛称:ムー)…捨て猫だったが、颯がシェアハウスで育てることにする。
等が挙げられています。
ちなみに本作の主題歌は、スピッツの「ときめきpart1」が使われています。この曲は、アルバム「ひみつスタジオ」のレビュー記事の中で紹介しています。
また映画の原作は、田島列島による日本の漫画作品となっています。
映画「水は海に向かって流れる」のあらすじ
通学のため、叔父の茂道の家に居候することになった高校生の直達。
だが土砂降りの中、最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内されたのは、まさかのシェアハウス。
榊は不機嫌そうにしていたが、気まぐれに美味しい豚丼を直達にふるまう。彼女は「ポトラッチ丼」と呼んでいた。
シェアハウスには直達含め、個性的な男女5人で住んでいた。
ある日、直達は段ボールの箱に捨てられている猫を見つける。泉谷颯は捨て猫をシェアハウスに持ち帰る。
ミスタームーンライト(愛称:ムー)と名付け、それをきっかけにシェアハウスを訪れるようになった妹・楓。
こうして、シェアハウスでは想定外の共同生活が始まってゆく。
共同生活を続ける中、榊に淡い想いを抱き始める直達。しかし「恋愛はしない」と宣言する彼女と直達には、過去に思いもよらぬ因縁があった。
直達の父と榊の母がダブル不倫をしていた
実は、直達の父・熊沢達夫と榊の母・高島紗恵は、過去にダブル不倫をしていました。
不倫を機に、高島紗恵は家から出ていき消息不明に…当時16歳の榊は心に深い傷を負います。
「私、恋愛はしないので。」26歳になった榊のセリフの裏には、母親の不倫に対するトラウマが心の中にありました。
直達も、榊と成瀬教授との会話で、父親がダブル不倫をしていた事情を知ります。
若い二人にとって、親のダブル不倫は重荷だったに違いありません。
その後、熊沢達夫は探偵事務所を介して、不倫相手の高島紗恵の居場所を突き止めます。
榊と直達は直接会いに行くことに…高島紗恵は、一軒家で新しい夫と幸せな家庭を築いていました。
榊は怒る気がなかったのに、面会後に母親に対して怒りをぶつけてしまいます。
“日々を淡々と過ごしたい”榊にとっては、不本意な行為でもありました。
4.榊を演じる広瀬すずが名セリフを放つ
本作では、ヒロイン榊を演じる広瀬すずさんが名セリフを放っています。
例えば
- 直達との恋愛にイライラしている楓に対して「自分の恋愛が上手くいかないのを人のせいにする女にはなるな。」
- 不倫を機に家出した母親に対して「あんたみたいなクソババアの気持ちなんて分かりたくもない。私は一生恋愛しないから。」
- 「ぼくは冷たい人間だ。」と言った直達に対して「直達君は冷静なんだよ。だから私は救われている。」
- 母親と再会した後「みんな、しれっと幸せになってる。何かバカバカしいわ。」
などです。
その他にも、広瀬すずさんのセリフには、随所に光るものがありました。
5.劇中に登場する「ポトラッチ丼」とは?
劇中に登場する「ポトラッチ丼」とは、ヒロイン榊を演じる広瀬すずさんが高級牛肉を大胆に投入して作る”至福の丼もの”です。
料理アプリ「クラシル」では、家庭でも美味しく再現できるよう、わかりやすいレシピ動画に仕上げています。
料理アプリ「クラシル」コラボ!映画「水は海に向かって流れる」ポトラッチ丼
とても美味しそうだったので、今度作ってみようと思っています。
映画「水は海へ向かって流れる」は過去に心の傷を負った人に響く作品
いかがでしたか。
映画「水を向かって流れる」のあらすじや感想を書いてきました。
いわゆる青春もののラブストーリーですが、大人の事情もあいまって、ほろ苦い作品に仕上がっています。
広瀬すずファンは勿論、過去に心の傷を負った人には響く作品かもしれません。
本作に興味がある方は、ぜひ手に取ってみてください。
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