「チャットGPTのブラウザ版とアプリ版の違いは?」「チャットGPTは無料版でも使える?」
このようなことでお悩みではないですか?
この記事では、チャットGPTのブラウザ版とアプリ版の違いや具体的な使い方をご紹介します。
最後まで読むと、チャットGPTのブラウザとアプリの違いがわかり、状況によって使い分けることが可能です。
またチャットGPTの違いがわかると、日常生活はもとより、仕事や勉強にも活用できるようになります。
チャットGPTの基本性能と安全性
チャットGPT(チャットジーピーティー)とは、OpenAI社が開発した自然言語処理のAIチャットのことです。
チャットGPTの創業には、TwitterをXに社名変更したことで知られるイーロン・マスク氏が関わりました。
マイクロソフトが出資したAIの研究で、現在は誰でも使える対話型サービスとして提供されています。
チャットGPTは様々な分野で活用されており、代表的なものとして下記3点が挙げられます。
- カスタマーサポート
- 教育
- クリエイティブな文章作成
チャットGPTは顧客との対話を自動化して、迅速なサポートを提供する際に役立ちます。さらにアイデアの意見交換やストーリーの執筆支援にも貢献しています。
このようにチャットGPTは、企業や個人にとって様々な場面で使われる便利なツールです。
一方チャットGPTは情報漏れのリスクも抱えています。
例えばチャットGPTには以下のリスクがあります。
- 機密情報が誤って公開される可能性がある
- 誤操作で機密情報が入力されてしまう
- チャットGPTを悪用した情報収集
特に社内でのチャットGPTの使用は、情報流出につながる可能性が高いです。
このようにチャットGPTの導入には、情報漏れのリスクが伴います。しかし適切な対策を行うことで、リスクを軽減することができます。
例えば
「AIさくらさん」より引用
- データの暗号化とアクセス制御…重要な情報は暗号化され、必要なユーザーにのみアクセス権限が与えられるべきです。アクセス制御の強化により、機密性が確保され情報漏れのリスクを低減します。
- トレーニングデータの厳選…チャットGPTのトレーニング(訓練)に使用されるデータは慎重に選定されるべきです。機密情報や個人データを含むデータは避け、安全なトレーニング環境を構築することが重要です。
- ユーザー教育と意識向上…社内の全ての従業員に対して情報漏れのリスクと対策についての教育を行うことで、ユーザーの意識を高め、誤操作や不正使用のリスクを減らします。
- 監視とログ管理…チャットGPTの活動を監視し、異常なアクセスや操作が検知された場合は迅速に対応できるようなログ管理を行うことで、不正な情報漏れを防止します。
- 定期的なセキュリティ審査…チャットGPTのセキュリティ対策を定期的に評価し、最新の脅威に対応することで、セキュリティを強化します。
これらの対策を組み合わせることで、チャットGPTの導入による情報漏れのリスクを最小限に抑えて、安全かつ効果的な運用が可能です。
チャットGPTのブラウザとアプリの違い
次に、ブラウザ版チャットGPTとアプリ版チャットGPTの違いについて解説していきます。
実はブラウザ版とアプリ版では、それぞれ違った利点があります。
①ブラウザ版チャットGPTの利点
ブラウザ版チャットGPTには以下のような利点があります。
1.速度とアクセスのしやすさ
ブラウザ版チャットGPTはクラウド上で動くため、ユーザー側は特別な設定や高性能なハードウェアが不要です。
そのため、迅速な応答が実現して多くのユーザーがアクセスしやすい利点があります。
2.様々なプラットフォーム対応
ブラウザを通して利用できるチャットGPTは、様々なプラットフォームやデバイスで動作可能です。
ユーザーはPC・タブレット・スマートフォンなどの使い慣れた環境で、途切れのない対話を楽しむことができます。
私はいつもchromeを使っていますが、サクサク使えるので便利だと感じています。
②アプリ版チャットGPTの利点
続いて、アプリ版チャットGPTには以下のような利点があります。
1.オフラインでも利用可能
アプリ版チャットGPTは、オフラインでも利用できます。通信状況が不安定な場所でもアプリを使って快適な対話が可能です。
2.音声認識機能がある
アプリ版チャットGPTには、OpenAIの音声認識機能(Whisper)が備わっています。日本語でも英語でも自動で認識してくれて、文字入力ができない時に役立ちます。
3.履歴検索機能がある
多くのチャット履歴がたまっていると、何をいつどこで話したのかを忘れがちになります。
しかし、アプリ版では過去のチャット履歴が検索可能なので、以前のチャット履歴を見つけることができます。
4.偽物アプリの使用防止
無料で使えるチャットGPTを、有料で使わせようとする詐欺のようなアプリが含まれています。
そのため、公式アプリの利用で詐欺被害を防ぐことが可能です。
アプリ版チャットGPTの使い方を3ステップで解説
チャットGPTの使い方としては、以下のような使い方があります。
- アプリ経由(iphone・Android)
- ブラウザ経由(iphone・Android)
このように、アプリはiphoneとAndroidの両方に対応しています。以前はiphoneのみでしたが、最近になってAndroidでも利用できるようになりました。
①AppleStoreまたはGoogleStoreで公式アプリをインストール
まずアプリ版のチャットGPTの使い方として、iphoneのApp StoreまたはAndroidのGoogle Storeからアプリをインストールします。
注意点として、検索結果には類似した名前のアプリが多く出てくるため、間違えないように公式アプリをインストールしてください。
②アプリを開いてアカウント登録する
続いて、アプリ版チャットGPTを開き、ユーザー登録をします。下記のいずれかで登録が可能です。
- Apple ID
- Googleアカウント
- メールアドレス
必要な項目を入力してユーザー登録を終えたらログインします。
③用途に合わせてメッセージを送る
ログインしたら、アプリ画面の下にメッセージを入力する欄があるので、質問や雑談したいことをテキスト入力して、右側の「↑」をタップします。
音声入力する場合は、メッセージボックス右端の縦線が並ぶアイコンをタップすると音声認識が開始されます。入力したい内容を話した後、画面をタップすれば録音が終了します。
話した内容が表示されたら、先ほどのように右側の「↑」をタップします。
その後、このようにチャットGPTからの応答があります。個々の用途に合わせてメッセージを入力していきましょう。
アプリ内の表記は英語ですが、メッセージは日本語に対応しているため、そのまま日本語入力もできます。
チャットGPTの使い方における3つの注意点
①回答は必ずしも正確ではない
チャットGPTの回答は、必ずしも正確であるとは限りません。
もし、チャットGPTの回答に納得がいかない場合、下記内容と照らし合わせて、事実かどうか確認しましょう。
- 人々の意見
- 書籍
- 検索エンジン
②ガイドラインに違反しない
チャットGPTを利用する際、以下に該当する行為はガイドラインで禁止されています。下記に違反すると、アカウントが停止になる場合があります。
- 著作権侵害
- 人種差別
- ハラスメントや誹謗中傷
- 個人情報の共有
- セキュリティ侵害
- スパムや公告
- 性的なコンテンツ
③リアルタイムの情報を提供できない
チャットGPTの知識は2021年9月までのもので、それ以降の情報は提供できません。
つまり、GPT-3.5(無料版)とGPT-4(有料版)の学習データの期間が同じで、2021年9月までのデータです。
そのため、チャットGPTはリアルタイムの情報を提供しているわけではありません。
もし、リアルタイムの情報を知りたければ、テレビやネットニュース、もしくはリアルタイムに対応しているチャットポット(Bing AIなど)を活用してみるのも良い方法です。
チャットGPTの無料版と有料版の違い
チャットGPTは日常生活のさまざまな場面で活用できます。無料版でも勉強に活かすことが可能ですが、有料版だと高度な自然言語処理技術を活用することができます。
無料版の場合は最大2,048文字までしか扱えませんが、有料版の場合は最大4,096文字まで対応可能です。
例えば、以下のように「こんにちは」をプログラミング言語に変換することができます。
プログラミングに興味のある方は、以下のリンクから本格的にチャレンジしてみるのもお勧めです。
また、英語学習にも活用できます。
逆にチャットGPTから質問されることもあるので、対話形式の英語学習としても楽しめます。
無料版チャットGPT-3.5を例に出しましたが、勉強にも一定の効果があると感じています。
しかし、無料版GPT-3.5と有料版GPT-4には性能に大きな違いがあります。
有料版の特徴として以下の性能が備わっています。
- 正確な回答を生成する確率が高い
- 新しいアイデアを提案する創造性や有害な情報を生成しない安全性の向上
- 高速な応答が可能で、アクセスが集中するピークタイムでも利用可能
- 画像の入力が可能になり、画像に関する内容を文章に生成する
そのため、ライティングやコンテンツ制作で高度な自然言語処理技術を活用したい人には有料版がおすすめです。
一方、「少しだけ使ってみたい」と思う程度であれば、無料版で問題ないでしょう。
チャットGPTはブラウザ版とアプリ版の違いを把握して使い分けることが必要
このように、チャットGPTを使う際は、ブラウザ版とアプリ版の違いを把握して使い分ける必要があります。
ブラウザ版チャットGPTは、安全性が高く、様々なデバイスからアクセスしやすいのですが、ネット環境が整っていないと利用できません。
一方、アプリ版チャットGPTは以下の機能性を持っています。
- オフラインでも使える
- 音声認識機能がある
- 履歴検索機能がある
そのため、ブラウザ版チャットGPTとアプリ版チャットGPTは、状況に応じて使い分ける必要があります。
自分に合った使い方を把握して、チャットGPTを楽しみつつ活用してみましょう。
「初心者からAIエンジニアになってみたい!」と思っている方は、以下のリンクから入ってみて下さい。
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