名言満載!映画『インターステラー』のあらすじを解説

映画「インターステラー」を観ました。

今年のアカデミー賞で作品賞を獲得した映画「オッペンハイマー」の監督、クリストファー・ノーランが指揮を取ったSF超大作です。

物理学が基となっている作品なため、内容が難解で理解しづらい面もありましたが、観終わった後は得も言われぬ感動を味わいました。

ちなみに本作は、第87回アカデミー賞にノミネートされ、視覚効果賞を受賞しました。

今回は、本作に興味がある人向けに、映画「インターステラー」のあらすじや名言を解説していきたいと思います。

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映画「インターステラー」の概要と主なキャスト

映画「インターステラー」は2014年に制作されたアメリカ映画で、上映時間は169分。ジャンルはSF映画・ドラマとなっています。

主なキャストとして下記が挙げられています。

  • クーパー(マシュー・マコノヒー)…元宇宙飛行士。家業の農業を継いでいたが、子供の未来を守るため、ラザロ計画*¹への参加を決意する。
  • マーフ(成人:ジェシカ・チャステイン/幼少期:マッケンジー・フォイ/老年期:エレン・バースティン)…クーパーの娘。父のような科学者になりたいと思っている。
  • ブランド教授(マイケル・ケイン)…NASAに協力する科学者。ラザロ計画を立案する。
  • アメリア(アン・ハサウェイ)…ブランド教授の娘で学者。クーパーと共に宇宙の旅に出る。
  • ロミリー(デヴィット・シャーシー)…黒人クルー仲間。
  • ドイル(ウェス・ベントリー)…クルー仲間。
  • マン博士(マット・デイモン)…ラザロ計画実行のため、宇宙に行った最初の科学者。
  • Tars…人工知能ロボット。

ラザロ計画とは、土星近くのワームホール*²を通り抜けて、別の銀河に人類の新天地を求めるプロジェクト。*²ワームホール(wormhole)とは、時空のある一点から別の離れた一点へと直結する空間領域でトンネルのような抜け道

ワームホールは、実在するかどうかは未だ確認されていませんが、理論上存在してもおかしくありません。本作では、土星近くにワームホールが存在していました。

なお映画「インターステラー」の予告編はこちらからです。

映画『インターステラー』予告2

映画「インターステラー」のあらすじ

ここからは、映画「インターステラー」のあらすじを紹介します。複雑な物語なので、なるべく時系列で説明していきます。

クーパーは宇宙に旅立ち、過酷なミッションに挑む

近未来の地球。

巨大砂嵐が日常的に発生する異常気象により、地球規模で植物・農作物の大量枯死が発生。

人類は滅亡の危機に瀕していた。元テストパイロットのクーパーは、義父と10歳の娘マーフィー(マーフ)とともにトウモロコシ農場を営んでいる。

クーパーはかつての仕事仲間のブランド教授と再会し、大昔に無くなったはずのNASAが秘密裏に復活し活動を続けていることを知らされる。

教授は、第二の地球となり得る惑星を探すミッションに参加するようクーパーを説得する。帰還できたとしてもそれがいつになるのか不明なミッションに、マーフは激しく反対する。

クーパーはマーフとの和解の機会を得られないまま、出発の日を迎えてしまう。

クーパーはマーフに「必ず戻ってくる」とだけ言い残し、アメリア(ブランド教授の娘)、ロミリードイルの3名の博士と共に、人工知能ロボットTARSを乗せた探査船レインジャーに搭乗し地球を後にする。

クルーの1人として選ばれたクーパーは、宇宙で過酷なミッションに挑む。

レインジャーは宇宙船エンデュランスとドッキングして、待機したTARSの兄弟機CASEと合流。

ブランド教授は、土星までの航行を2年と告げる。

映画「インターステラー」に登場する3つの惑星

映画「インターステラー」では、人類の移住先の候補となる3つの惑星が登場します。

以下が移住先の候補となった惑星です。

  1. ミラーの星
  2. マンの星
  3. エドマンズの星

1.ミラーの星

ミラーの星は、水と有機物で構成されている水の星であり、生命が生まれる下地は残っている惑星です。

ただミラーの星の弱点は、1時間の滞在が地球の7年間の年月に相当することでした。あまり長く滞在すると、クーパーは娘に会えないかもしれません。

アメリアは過去に到着していたクルーのデータを確保しようと試みますが、高波に襲われてしまい3時間ほどで撤退しています。

実際ミラーの星から脱出した後、地球時間で23年もの時間が経っていました。

その後クーパーがマーフと無線交信しますが、クーパーと同い年になっていました。マーフは既に母親になっており、クーパーは唖然としながらも泣いています。

2.マンの星

マンの星は、重力が地球の80%ほどの氷の星で、文字通りマン博士が発見した惑星です。ただ人類が生存することができない星でした。

瀕死状態だったもののクルーたちの手によってカプセルから生還したマン博士。

しかし彼は正義を装った悪役でした。マン博士はクーパーを窒息死寸前まで追い込み、ロミリーは、マン博士が仕掛けた爆弾の犠牲になってしまいます。

マン博士はエンデュランス号を乗っ取り、1人地球に帰ろうと試みます。

マン博士はドッキングを強行してハッチを開放しますが、ドッキング・モジュールの機密が不完全だったため宇宙空間に投げ出されて亡くなります。

3.エドマンズの星

エドマンズの星は、エドマンズ博士が発見した惑星で、唯一人類が生存できる惑星でした。

エドマンズ博士の恋人であったアメリアですが、惑星に到着した時にはエドマンズは既に亡くなっていました。

アメリアは落胆したものの、人類の第2の故郷になりえることを知ります。その後アメリアは、惑星データを地球にいるマーフに伝えました。

映画「インターステラー」のラザロ計画「プランA」と「プランB」の違い

映画「インターステラー」では、ラザロ計画を遂行する上で必要な「プランA」と「プランB」という言葉が出てきます。

プランAとプランBとは下記の通りの違いがあります。

  • プランA人類が生存可能な惑星に向かって、移住用の宇宙ステーション(コロニー)ごと移動させようとするプラン。それには、重力をコントロールして居住空間を維持する技術が必要不可欠だけど未だ未完。
  • プランB…重力制御テクノロジーが無理なら、人類そのものを一度にまとめて移住させるのではなく、「受精卵」の状態で5000人以上移住させようとするプラン。このプランだと現在の人類の大半が地上で死滅。

ブラント教授は、科学者としてラザロ計画を遂行するための研究を続けていましたが、プランを実行する方程式を解明する前に亡くなっています。

その後マーフ博士が後を継ぎ、プランA遂行手段の方程式を研究し始めます。

その後、クーパーが5次元空間*のブラックホールの特異点から4次元空間のマーフの腕時計にモールス信号を送ります

マーフは、腕時計の針の不自然な揺れから時空の歪みを発見。宇宙からのクーパーのコンタクトに気づき感銘を受けました。マーフはその後、プランA遂行手段の方程式を見事解明

結果、彼女は終盤のシーンで、人類を宇宙ステーションに載せて木星まで移動させることができました。

*5次元とは、無数の時間軸を持った空間(パラレルワールド)が存在する世界。ちなみに私たちは4次元(空間3次元+時間1次元)の世界に住んでいると認識されています。

映画「インターステラー」の名言を5選紹介

ここからは、映画「インターステラー」に出てくる至極の名言を5選紹介します。他にも素晴らしい言葉がいくつもあったのですが、有名どころを選んでみました。

①どんな不思議で不可解なことも、それが起こる余地があるのならば必ず起こる

上記のセリフは映画の中で何度か使われており、「マーフィーの法則」から由来している言葉です。英語を直訳すると「起こりうることは、起こるということだ。」という意味になります。

マーフィーの法則は、映画序盤の「地球は疲弊し破滅へと向かうことは起こりうること」を示唆しています。一見、マイナスイメージの言葉ですね。

ただ終盤の「父親と娘は、広大な宇宙の時空を超えて再会する」シーンは、マーフィーの法則のブラスイメージを表現しているようで、感慨深い言葉にもなっています。

②親は子供の心の中で生きている

上記の言葉は、宇宙へ旅立つクーパーが、泣きじゃくる娘マーフに向かって言ったセリフです。

クーパーの影響は、後のマーフの研究動機となり、結果としてマーフは人類を救うことになります。

ブラックホールの特異点からのクーパーからの信号を、幼いマーフは「幽霊」と表現しているのも独特でした。

親が亡くなっても子供の心の中で生き続けるのは、人類に共通した事実だといえますね。

③完璧さや正直さは時に感情を持つ人間を傷つける

上記の言葉は、クーパーが人工知能ロボットTARSに「君の正直レベルは何%?」と訊いた時に返ってきた解答が「90%」。クーパーが「90%?」と問い直した時に返ってきたセリフです。

人工知能とは思えない粋な名言です。

実際クーパーは、アメリアの乗っているコロニーから分離する際、「正直レベルは90%」というセリフを使っています。

④穏やかな夜に身を任せるな 老いても怒りを燃やせ 終わりゆく日に

上記の言葉は、伝説的な詩人ディラン・トマスの有名な詩から引用したものです。

地球を出発したクーパー達は、土星到着までの約2年間、休眠装置に入ります。ブランド教授は、死を賭けて立ち向かおうとするクーパー達4人を励ますつもりで言ったセリフです。

端的に言えば、「死を受け入れず抗え」と訴えかける詩です。その後のクーパーらの活躍を示唆している意味深な名言です。

⑤愛は私たちにも感知できる、時間も空間も越えるもの

上記の言葉は、アメリアがクルー達に語った言葉です。

アメリアはエドマンズ博士と恋仲でしたが、彼は惑星探査で長期不在でした。しかしながら、アメリアはエドマンズ博士との愛を信じていました。

クーパーとマーフの時空を超えた再会は、積極的な行動だけでなく、愛による力の賜物でした。

愛は人間なら感知できる時もあるでしょう。たとえ未知の力であっても…。

映画「インターステラー」は名言連発のSF超大作!

映画「インターステラー」のあらすじや名言を解説してきました。

本作は、物理学を基盤にしつつも愛をテーマにした重厚な作品です。物理が苦手な方でも、家族愛が絡んでいるので、意外ととっつきやすい作品ともいえます。

とりわけ名言も多く、映画史に残るSF超大作です。

興味のある方は、これを機にぜひ鑑賞してみて下さい。

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