2015年の公開以来、今なお根強い人気を誇る映画『マイ・インターン』。
なぜ本作は、多くの人に愛され続けているのでしょうか?
そのヒントは、性別や年代を超えた友情にありました。
シニアインターンの男性と若き女性CEOという異色コンビの交流から、「働くとは?」という根源的な問いを突き付けられているように感じます。
今回は、本作がなぜ愛されるのか、人気の秘密を3つの視点から徹底解説します。
The Intern
映画『マイ・インターン』のあらすじ

舞台はニューヨーク。
家庭と仕事を両立させながら、ファッション通販サイトを急成長させた若き女性CEO・ジュールズ(アン・ハサウェイ)。
そんな彼女の会社に、シニア・インターン制度で70歳のベテラン、ベン(ロバート・デ・ニーロ)がやってきます。
最初は40歳も年下の若者たちや、ITカルチャーに戸惑うベン。
しかし彼は、長年培った人生経験と穏やかな人柄で、徐々に周囲の信頼を勝ち得ていきます。
初めはベンの存在を煙たがっていたジュールズ。
ただ孤独な経営者としての苦悩や、家庭の危機に直面する過程で、次第に彼との関係が特別なものとなっていきます。
映画『マイ・インターン』が今なお愛される3つの秘密

では、映画『マイ・インターン』はなぜ愛され続けているのでしょうか?人気作になり得た理由として、下記の3つの秘密がありました。
人気の秘密1:ベンが「理想のシニア像」を完璧に演じる
人気の秘密、1つ目は「ベンというキャラクターが、現代における『理想の大人』として描かれている点」です。
彼は豊富な人生経験を持ちながらも、決して過去の栄光をひけらかさず、新しい文化をリスペクトして学ぶ姿勢を忘れていませんでした。
パソコン電源の入れ方すらわからない状態からスタートしても、嫌な顔一つせず、若い社員に教わり、SNSのアカウントも作る。
一方、若者たちが忘れている「ハンカチを持つ紳士の嗜み」や、丁寧なコミュニケーションの大切さを、背中で語るように教えていきます。
この「説教臭くないのに頼りになる」というベンのスタンスが、上司や同僚との関係に悩む現代人の心に 響きました。
人気の秘密2:絶妙なコメデイ要素が満載
2つ目の秘密は、「ヒューマンドラマでありながら、思わず笑ってしまう『コメディ要素』が詰まっている点」です。
お仕事モノのシリアスな空気になりかけたタイミングで、場をガラッと明るくする爆笑事件が用意されています。
例えば、中盤で起きる「母親への誤送信メール・削除作戦」。
ジュールズが母親宛てに、間違って大悪口のメールを送ってしまい大パニックに。
そこで、ベンと若い社員たちがチームを結成し、母親の留守宅に空き巣さながらに忍び込んで、パソコンからメールを消そうとします。
まるで『ミッション:インポッシブル』のような大げさなBGMが流れ、警報機が鳴り響いて全員でドタバタ・ヒヤヒヤするシーンは、 本作の大きな見どころです。
人気の秘密3:性別や年代を超えた友情
3つ目の秘密は、「2人の関係が、『性別や年代を超えた友情』として描かれている点」です。
ハリウッド映画にありがちな「男女が近づくと恋愛に発展する」というお決まりのパターンを排除し、人としてのリスペクトをベースにした友情に徹しているからです。
例えば、劇中でベンがジュールズに対して、日本語で「サヨナラ」と声をかけるチャーミングなシーンがあります。
何かの深い伏線があるわけではありませんが、お互いにちょっとしたユーモアを交わし合える関係性に、二人の仲の良さ・ベンの懐の深さがリアルに伝わってきます。
恋愛でもない、ただの仕事仲間でもない。お互いの人生を全肯定してくれるような 関係性に、観る人は深い癒やしを覚えるのです。
映画『マイ・インターン』が愛される理由|まとめ

それでは、今回のまとめです。
本作が愛され続ける理由は、主に以下の3つです。
- 学ぶ姿勢を忘れない、ベンの理想的なシニア像
- 物語を引き締める、最高に愉快なコメディ要素
- 恋愛を超えた、仕事以上の美しい友情
また過激な表現が少なく、老若男女だれが観ても100%元気をもらえる「ハードルの低さ」も、この作品の大きな魅力になっています。
例えば映画のラスト、ジュールズがベンの太極拳に加わるシーンがあります。
あのシーンは、仕事と家庭でバランスを崩していた彼女が、ベンの「静」の空気に触れることで、ようやく心の調和(コントロール)を取り戻しましたことを象徴していました。
このように本作は、観るたびに心が洗われて身体がデトックスされる。そんな感覚に浸れる作品に仕上がっています。
あらすじやキャストについては、以下の記事に細かく書いてあるので、良ければ参考にしてみてください。




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