2022年のメジャーリーグのMVP争いは熾烈を極めていますね。
エンゼルスの大谷選手とヤンキースのジャッジ選手が、歴史に残るパフォーマンスでスタジアムを沸かせました。
今回は、今年のMVP*はジャッジ選手が良いと思う理由を挙げてみたいと思います。
*MVPとは、最優秀選手賞(Most Valuable Player Award)の略で、メジャーリーグにおいて最も活躍した選手を表彰するものである。
wikipediaより引用
1.今年の大谷選手の成績

まず、今年の大谷選手の成績を挙げてみたいと思います。
①投手としての成績
今年の大谷選手は投手として
勝利 | 敗戦 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | 奪三振率 |
15 | 9 | 2.33 | 166 | 219 | 11.87 |
という成績を残しました。奪三振率とは、9イニング平均の奪三振数です。つまり一試合完投した場合、いくつの三振を奪うことができたのかを表しています。
大谷選手の奪三振率はメジャートップの11.87。いかに彼が、三振を奪う能力に長けているかが分かりますね。
また15勝を上げて、メジャー初の年間二桁勝利を達成しました。防御率2.33も素晴らしい数字です。
②打者としての成績
一方、大谷選手の打者としての成績はどうだったのでしょうか。
今年の大谷選手は打者として
打率 | 本塁打 | 打点 | 安打 | 試合数 | 三振 | 四死 | 盗塁 |
.273 | 34 | 95 | 160 | 157 | 161 | 77 | 11 |
という成績を残しました。今年は去年ほどのインパクトはなかった印象ですが、打率.273で去年の打率を上回っています。また、連続試合安打18という数字もマークしました。
本塁打34本は去年よりも少ない本数ですが、2年連続30本塁打は日本人初なので素晴らしい成績だと言えます。
③大谷選手の二刀流としての偉業
今年の大谷選手は、投打の二刀流として
- ベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2桁本塁打&2桁勝利」
- 史上初の「30本塁打&200奪三振」
- 史上初の「規定打席数&規定投球回数」
等、数々の記録を打ち立てました。
投打に素晴らしい成績。まさに二刀流にふさわしい活躍をしたシーズンと言えます。
2.今年のジャッジ選手の成績

続いて、今年のジャッジ選手の成績を挙げてみたいと思います。
今年のジャッジ選手は野手として
打率 | 本塁打 | 打点 | 安打 | 試合数 | 三振 | 四球 | 盗塁 |
.311 | 62 | 131 | 177 | 157 | 175 | 111 | 16 |
という成績を残しました。特筆すべきは何といっても本塁打数です。本塁打62本を打って、1961年のロジャー・マリスの61本を抜き、シーズン最多本塁打記録を見事に更新しました。
残念ながら三冠王は逃したものの、打点王に輝き、チームのプレーオフ進出にも大きく貢献しました。
3.今年のMVPはジャッジ選手が良いと思う理由

原則としてMVPは、優勝争いに貢献したチームから選ばれることになっています。
ただ去年は例外的に、優勝争いをしていないエンゼルスの大谷選手が選ばれました。彼が他の選手よりも圧倒的な成績を残したためです。
今年のMVP争いは拮抗していますが、個人的にはジャッジ選手が良いと思っています。
理由として
- シーズン最多本塁打記録61本を塗り替えた
- 本塁打王・打点王の二冠に輝いた
- チームの地区優勝&プレーオフ進出に大きく貢献した
が挙げられます。
逆に、今年も大谷選手がMVPに選ばれた場合どうなるのでしょうか?
MVP受賞を称賛される一方、一部のマスコミやヤンキースファンの心無いバッシングや誹謗中傷を受ける可能性が出てきます。彼が精神的に追い詰められ、その後の野球人生に悪影響を与えるかもしれません。
そう考えると、今年はおとなしくジャッジ選手にMVPを譲って、来年以降に望みをつないだ方がいいような気がします。記者が決める賞なのでコントロールできませんが…。
まとめ
いかがでしたか。
今年のMVPはジャッジ選手が良いと思う理由を書いてきました。
今年の大谷選手は去年を上回る活躍でしたが、ジャッジ選手も歴史的なシーズンを送りました。甲乙つけがたい成績なので難しいですが、2人とも素晴らしい選手なのは言うまでもありません。
まだプレーオフが残っていますが、来シーズンの大谷選手とジャッジ選手の活躍が今から楽しみですね。
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