今回紹介する作品は、映画「ドアロック」です。
一人暮らしの女性にとって、自宅は最も安心できる場所。しかし、もし誰かに監視され、侵入されていたとしたら…?
本作は、女性の一人暮らしに潜む危険性をリアルに描いた作品として話題になりました。
ストーカーという日常的な恐怖を題材にしながら、スリリングな展開が続く本作は、非常に怖かったです。
この記事では、映画「ドアロック」のあらすじやネタバレ、実際に観た感想まで紹介していきます。
映画「ドアロック」のあらすじ

物語のヒロインは、一人暮らしをしている銀行員のギョンヨン。
彼女はごく普通の日常を送っていたが、ある日、自宅マンションのドアロックが何者かによって開けられた形跡を発見する。
ギョンヨンは、何者かが自分の部屋に侵入しようとしているのではないかと不安を覚える。
しかし警察に相談しても、「証拠がない」と軽くあしらわれてしまう。
それ以降、彼女の周りで不審な出来事が相次ぐようになる。部屋に誰かがいたような形跡、見知らぬ男性の視線、ドアロックを回す音…。
ギョンミンは徐々に恐怖に追い詰められていく。しかし、ある事件をきっかけに、ストーカーの存在が明らかなものになる。
彼女は無事にこの恐怖から逃れることができるのか…?
映画「ドアロック」の概要と主なキャスト

映画「ドアロック」は2018年に韓国で制作された映画で、上映時間は102分。ジャンルはサスペンス・スリラーとなっています。
主なキャストとして、以下が挙げられています。
- ギョンミン(演:コン・ヒョジョン)…本作の主人公で、銀行に勤める女性。マンションで一人暮らしをしているが、ストーカーに狙われてしまう。
- ヒジュ(演:キム・イェウォン)…ギョンヨンの同僚であり親友。彼女を手助けしようとするが、事件に巻き込まれてしまう。
- イ刑事(演:キム・ソンオ)…刑事ではあるが、犯人を間違えるなどの失敗を犯す。
- チョ・ボンネ(演:キム・ギジョン)…銀行の迷惑客。大工。
- イ・ガソプ(演:ハン・ドンフン)…ギョンミンが住むマンションの管理人。
本作は、韓国で高い評価を得た作品であり、主演のコン・ヒョジョンの演技も話題になりました。
彼女はリアルな恐怖を見事に表現して、本作のおぞましさをより引き立たせています。
映画「ドアロック」のネタバレ解説

ギョンミンの部屋に忍び込む不気味な影。
それはただのストーカーではなく、さらに恐ろしい秘密を持つ男でした。
①ストーカーの正体とは?
物語が進むにつれ、ギョンミンの部屋の近くに住む”ある人物”が浮上します。
この男こそ、彼女の部屋に忍び込んでいたストーカーでした。彼はギョンミンの生活を監視し、夜な夜な侵入していたのです。
物語の後半で、彼の狂気じみた行動が明らかになっていきます。
②クライマックスの衝撃シーン
なんと彼は、クローゼットやベッドの下に隠れながら、ギョンミンの生活を監視していました。
衝撃的な事実を知ったギョンミンは、ストーカーと対峙して戦うことになります。
絶体絶命の中、彼女は果敢に抵抗し、最終的には自らの手で決着をつけるのです。
映画のラストでは、ギョンミンが新たな生活を始める場面が描かれていますが、彼女の脳裏には深い恐怖が刻まれたままでした。
映画「ドアロック」は女性目線での恐怖を描いたリメイク作品
本作は、2011年にスペインで公開された映画「スリーピングタイト」のリメイク作品です。
ただオリジナル版とは異なり、「ドアロック」では女性目線での恐怖が強調されています。
本作の公開後、韓国では女性の一人暮らしにおける防犯意識が高まり、防犯グッズの売り上げが急増したといわれています。
映画「ドアロック」で韓国ホラーの怖さを痛感する
本作は、一人暮らしの女性が感じる恐怖をリアルに描いたスリラー映画です。
コン・ヒョジンの演技が素晴らしく、彼女の恐怖や焦燥感が強く伝わってきました。
また登場人物の男達は皆、どこか怪しくて、誰が犯人なのか判別すらできませんでした。
韓国ホラー映画の怖さは尋常ではありません。以前「リング」というホラー映画がありましたが、本作はそれに勝るとも劣らない作品でした。
映画「ドアロック」でストーカー被害の恐ろしさを再認識する

映画「ドアロック」は、ストーカー被害の恐ろしさを再認識させられる作品です。
韓国では、オートロックの普及率が日本と比べて高めですが、「逆に危険なのでは?」と思う場面もしばしばありました。
部屋の暗証番号を知っていれば、誰でも簡単に侵入できるため、被害に合う確率も高くなるからです。
ギョンミンは、毎日のように自宅マンションに侵入されており、「怖い…」と感じる場面が異常に多かったです。
ただプロットが良く出来ている秀逸映画ではあります。
一人暮らしをしていたり、サスペンス好きだったりする方は是非、一度観てみて下さい。
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