映画「シェルブールの雨傘」、何となくタイトルに惹かれて観てみました。
この映画は、1964年にフランスで公開された恋愛映画です。
今回は、本作品に興味がある人向けに、映画「シェルブールの雨傘」を観て感じたことについて書いてみようと思います。
1.「シェルブールの雨傘」はミュージカル映画

「シェルブールの雨傘」はミュージカル映画でした。
ミュージカル映画とは、映画のジャンルの一つで、物語に混在して俳優が歌を歌う形式を指す。一般的に歌によって筋を発展させたり、映画上の配役を特徴付けたりする。ミュージカル映画のサブジャンルはミュージカルコメディであり、通常の音楽、ダンス、筋書きに加えて、強いユーモアの要素を持つ。
wikipediaより引用
ミュージカル映画といえば、古くは「サウンドオブミュージック」、最近では「ラ・ラ・ランド」などが思い浮かびます。
当時、「シェルブールの雨傘」のサウンドトラックが世界中で大ヒットしたらしいですが、何となく聴いたことがある人が多いのではないでしょうか?
少し暗い気持ちになりますが、印象的なメロディーです。
2.主演はカトリーヌ・ドヌーブ
主演はカトリーヌ・ドヌーブ。言わずと知れたフランスの大女優です。
ただ、この女優さんの映画はほとんど観たことがないので、いまいちイメージが湧いていませんでした。
この映画を観て、美女は言うまでもなく、演技も上手いなという印象を受けました。若い女性が持ち合わせているクールな態度は、今に通じるところがあります。
今現在、1943年生まれなので、けっこういい歳にはなっていますが、まだ女優業は続いているそうです。
3.あらすじは若い二人の恋物語
フランスの港町シェルブールで、ささやかだけれど美しい恋を育む自動車修理工の若者ギイ(ニーノ・カステルヌオーボ)と傘屋の少女ジュヌヴィエーヴ(カトリーヌ・ドヌーブ)。
恋に恋する年頃のジェヌヴィエーブに未亡人の母エムリー夫人は心配顔。
それでも彼らはデートを楽しむ日々を送っていましたが、やがてギイの元にアルジェリア戦争の徴兵令の手紙が届けられます。
ギイは、伯母とその世話役マドレーヌに別れを告げます。
ギイとジェヌヴィエーブ、別れを惜しむ二人は結ばれるも、ギイはシェルブールを経つことに…
4.宝石商カサールと結婚することに
その後、シェルブールの雨傘店は差し押さえの危機に瀕していました。エムリー夫人は泣く泣く自慢のネックレスを売ることに…。
そのネックレスを買ってくれたのが宝石商の男カサール。彼はそれをきっかけに、ジェヌヴィエーブと親密な関係になっていきます。
ギイとの手紙のやり取りも薄れつつありました。ジェヌヴィエーブは、ギイとの子供がいたにもかかわらず、お金持ちのカサールと結婚することになりました。
5.失意のギイは荒れてしまう
その後、2年間の徴兵から戻ってきたギイは、伯母とマドレーヌとの会話から、ジェヌヴィエーブがカサールと結婚していたことを聞かされます。
失意のギイは荒れてしまい、お酒や女遊びに入り浸れるのでした。
そんな折、マドレーヌから伯母が亡くなったという知らせがありました。
伯母の世話係だったマドレーヌは、もうこの家にいる理由がないから出ていくと告げるも、身寄りがなくなったギイは「出ていかないでくれ。」と懇願。
6.マドレーヌにプロポーズ
マドレーヌは働かないで遊んでばかりいるギイを嫌ってもいました。
マドレーヌの言葉に一念発起して、ギイはお金をためてガソリンスタンドを経営することにしました。
仕事が軌道に乗り始めたころ、マドレーヌに改めてプロポーズ。
マドレーヌはジェヌヴィエーブの幻影に怯えつつも承諾。
7.ジェヌヴィエーブとの再会
数年後、ギイはマドレーヌと子供3人で、ガソリンスタンドを経営しながら楽しく暮らしていました。
クリスマスの日、マドレーヌの外出中に一台の車が停まりました。そこにはジェヌヴィエーブと娘フランソワーズが乗っていました。
ジェヌヴィエーブとギイは再会しましたが、もはや以前のような関係ではありませんでした。
お互いの近況を語り合うも、どこかぎこちない会話に終始。雪の中、ジェヌヴィエーブは傘もささずに立ち去ります。
ラストシーン、ジェヌヴィエーブがギイと別れてしまった後悔が垣間見れました。
まとめ
いかがでしたか。
「シェルブールの雨傘」について感想を交えて書いてきました。
フランスのミュージカル映画の代表作です。
興味のある方は、ぜひ観てみてください。
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