映画『四月物語』/松たか子が初々しい演技を見せる

映画

4月は桜舞い散る季節ですね🌸

ぼくは映画「四月物語」を観ました。今では、タレントとして幅広く活躍されている松たか子さん初主演の映画です。

監督は映画「スワロウテイル」等でお馴染みの岩井俊二さんです。

今回は、松たか子さんに興味がある人向けに、「四月物語」のあらすじと観て感じたことを書いていきたいと思います。

1.映画「四月物語」の概要と主なキャスト

映画「四月物語」は1998年に制作されました。わずか67分の短編映画なので、ドラマのような映画とも言えます。ジャンルは恋愛映画となっています。

主なキャストは

  • 卯月(松たか子)…この映画のヒロイン
  • 山崎先輩(田辺誠一)…卯月が片思いしていた高校の先輩
  • 北尾照子(藤井かほり)…アパートの隣人
  • 佐野さえ子(留美)…大学の同級生の友達
  • 加藤(加藤和彦)…画廊の紳士

となっています。

2.映画「四月物語」のあらすじ

ここから、映画「四月物語」のあらすじを紹介していきます。

①北海道から上京する卯月

東京の大学への進学が決まった卯月(松たか子)

北海道の親元から離れ、初めて一人暮らしをする。彼女が選んだのは武蔵野大学。実は大好きなだった先輩が来ていると知り、武蔵野に決めたのだった。

入学式の後、自己紹介するも、都会から集まった学生たちの中で何となく浮いている卯月は笑われてしまう。アパートの引っ越しの挨拶をしにいけば、隣人の照子(藤井かほり)と何となくそりが合わない。

一人で映画館に行けば、織田信長が明智光秀を倒してしまうシュールな展開。しかも、横の席に座っていたサラリーマンからストーカーの被害を受けてしまう。

その中で卯月に声をかけてきた女子生徒がいた。さえ子(留美)である。

怪しい雰囲気が漂い、少々変わり者の女子である。彼女は卯月を買い物に誘ってくるなどして、卯月も困惑気味だった。

大学生活に慣れない日々が続き、彼女が通うのは武蔵野堂という書店である。ここで好きだった先輩(田辺誠一)がバイトしているという情報を聴いたからだった。

何度も通い、本を購入する卯月。しかし中々先輩に会えない。

②釣りサークルに入部、そして先輩と出会う

さえ子からサークルに誘われた。

それは釣りサークルだった。何となくさえ子のペースに流され、卯月は言われるがままに入部。

ある日、いつものように先輩を見に武蔵野堂へ足を運んだ卯月。その日は先輩の働いている日だった。先輩を観察しながら卯月はいつものように本を購入しようとした。

その時、先輩は卯月を高校の後輩であることに気付いた。「またお店に来てよ。」と卯月に言葉をかける。

帰り際、雨が降ってきた。自転車で帰ろうとする卯月に、先輩は傘を貸すと話してくれた。しかし「家、この近くだから。」と卯月は断った。

家までの道で、雨がどんどん酷くなる。卯月は自転車を止めて、画廊のビルの前で雨宿りをする。

すると中から出てきた画廊の紳士、加藤(加藤和彦)が傘を貸してくれると言ってくれた。卯月は「傘を買ってすぐに戻るから待っていてほしい。」と頼む。傘を借りて、すぐさま武蔵野堂へ向かう。

武蔵野堂に着き、先輩に「やはり傘を貸してください。」と言う。先輩は客の忘れ物だと言って、たくさん傘を持ってきてくれた。その中で壊れた赤い傘を借りた卯月は、すぐに自転車に乗り雨の中を急いだ。

約束通り加藤は待っていてくれ、無事に傘を返すことができたのだった。

卯月は雨の中、先輩と再会できたことを「愛の奇跡」と感じていました。

3.なぜ武蔵野大学を選んだのか

本作品では、なぜ彼女が武蔵野大学に通いたかったかは語られていません。

しかし中盤の回想シーンで、好きな先輩が上京した地が武蔵野だということで、大学受験を決めたと言っています。

卯月が国木田独歩の小説「武蔵野」を抱いて、もの思いにふけるシーンがとても美しかったです。

4.松たか子の演技が新鮮で初々しい

大学に通うため、旭川から上京したヒロインを演じるのが松たか子。

彼女の演技はさわやかで、ありがちなリアルな女性像を描いています。

新学期の何もかも新しい生活を始めるのに、周囲の視線を気にしたり、自分を取り巻く新しい環境にドギマギしています。

また、新しい学校で地方から出てきたということで、ある程度の自分への恥ずかしさみたいな気後れ感が出ていたのも良かったです。

まとめ

いかがでしたか。

映画「四月物語」を観て感じたことを、あらすじを踏まえて書いてきました。

ドラマティックな展開はほとんどありませんが、趣のある作品に仕上がっています。

本作品に興味のある方は、ぜひ観てみてください。

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