2013年、オスカー獲得後の授賞式のスピーチが引き金となった、猛烈なバッシング「ハサヘイト」。
アン・ハサウェイによる優等生的な立ち振る舞い・完璧なスピーチが、「鼻につく」「計算高くて嘘くさい」などとSNS上で理不尽に叩かれました。
それでも彼女は潰れずに、今や誰もが憧れるアイコンになりました。
今回は、そんな世間のバッシングがら彼女を救う”転機”となった3つの作品について紐解いていきましょう。
アン・ハサウェイへの誹謗中傷「ハサヘイト」が始まる

まずは、アン・ハサウェイが突き落とされた暗黒期の真実から迫ります。
事の発端は2013年。映画『レ・ミゼラブル』での圧倒的な演技により、彼女はアカデミー賞助演女優賞を獲得します。
本来ならキャリアの絶頂期であるはずですが、逆に暗黒期の始まりとなりました。世間からのバッシングと彼女に与えたダメージが強かったためです。
具体的に言うと
- バッシングの理由:授賞式でのスピーチや彼女の熱心な態度が、「完璧すぎる」「計算高くて嘘くさい」「過剰な優等生感がある」などとSNS上で理不尽に叩かれる。
- 実質的なダメージ:単なるネットミームに留まらず、映画業界のキャスティングにも影響を及ぼしました。後にアン自身が「私のネット上のイメージが有害になりすぎて、役を断られることが増えた」と告白。
つまり、オスカー獲得後のスピーチによって、過剰なまでのバッシングや仕事への悪影響を及ぼしていたのです。
救世主の出現とアン・ハサウェイの「沈黙」という戦略
ただこの危機を救ったのが、映画監督のクリストファー・ノーランでした。
彼は、2012年の『ダークナイト ライジング』でアンをキャットウーマン役に抜擢していました。
当時、彼女は凄まじいアクションをこなし、ノーランの要求する「クールでプロフェッショナルで知的な演技」を完璧に体現していたのです。
そのため彼は、「一度仕事を一緒にして、最高の実力があると分かっている職人」をクビにする理由が見当たりませんでした。
結果として、2014年のSF超大作『インターステラー』の主要キャストにアン・ハサウェイを大抜粋することになります。
また、アンはこの時期、あえてメディアへの露出を極力減らす「沈黙の戦略」をとりました。
ネット上の過剰な露出による反感を、時間を置くことで自然に沈静化させていたのです。
アンハサウェイを救う転機となった3つの作品

ここからアン・ハサウェイを救う転機となった3つの作品を紹介します。彼女はこれらの映画を通じて、「ハサヘイト」を黙らせることに成功したのです。
①『インターステラー』(2014年)
1つ目が、SF超大作『インターステラー』です。
本作でアンは、宇宙船クルー・アメリア博士役を演じました。結果、知的でシリアスな役柄が見事にはまりました。
過酷なSF大作で「一人のプロフェッショナルな女優」としての圧倒的な実力を見せつけ、外野の雑音を黙らせたのです。

②『マイ・インターン』(2015年)
2つ目が、映画『マイ・インターン』です。
本作でアンは、ファッション通販サイトのCEO・ジュールズ役を演じました。
今までの隙のない役柄ではなく、欠点や弱さを併せ持ったキャラクターは「ごく普通の悩みを抱えた」一人の女性でした。
今作で彼女は、バッシングの根源だった「鼻につく」というイメージを覆します。
劇中では、等身大の涙や弱さ・愛嬌を見せることで、観客に「彼女も私たちと同じ人間」という共感を生んだのです。

③『オーシャンズ8』(2018年)
3つ目が、映画『オーシャンズ8』です。
本作でアンは、強盗団から都合のいいターゲットとして狙われるワガママな女優役を演じました。
結果、かつて自分を苦しめた「ハサヘイト」の偏見を笑いに変えて、彼女のイメージを180度変えたのです。
アン・ハサウェイが【ハサヘイト】を乗り越えた現在|まとめ

かつて理不尽なバッシングを浴びたアン・ハサウェイは、今やその「呪縛」を排除し、誰もが憧れる唯一無二のアイコンとしての地位を確立しました。
なぜ彼女が暗黒期を乗り越えられたのか。
それは、世間が押し付けた「完璧すぎて鼻につく」という偏見や悪意を、映画の構造として利用し、圧倒的なエンターテインメントへと昇華させるタフさと職人技を持っていたからです。
- 『インターステラー』で実力派女優としての息を吹き返す。
- 『マイ・インターン』で大衆との距離を近づける。
- 『オーシャンズ8』で世間の偏見を逆手に取ったパロディを演じてみせる。
このように、完璧主義の殻を破った姿に、アンの清々しさが伝わってきます。それは最新作『プラダを着た悪魔2』の演技でも表現されていました。
- 授賞式のスピーチで、笑顔で会社をクビになったと明かす
- 敢えて安い服を着こなして仕事をする
- エミリーの悩みに親身に寄り添う
上記のように、不完全な状況でも、決して楽しむ姿勢を忘れない。それは、現在のアン・ハサウェイ自身の在り方を象徴しているように感じました。



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